政府の38兆円規模インフラ更新計画で注目の水道・建設関連株を投資家目線で解説。日本ヒューム、栗本鐵工所、NJSの最新指標と戦略を紹介。
目次
1. 政府計画がもたらす長期テーマ株
日本では老朽化したインフラが深刻な課題。政府は今後30年間で38兆円規模の更新計画を打ち出し、水道・下水道分野の需要が急拡大する見込みです。
寿命50年とされる水道管が大量に更新時期を迎えることから、関連銘柄は「長期テーマ株」として注目されています。
2. 注目銘柄と最新指標
銘柄名 | テーマ | 株価(目安) | PER(予想) | 配当利回り(予想) | コメント |
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日本ヒューム(5262) | ヒューム管最大手 | 約4,190円 | 33–43倍 | 約1.05% | 配当性向30%。堅実なインフラ株、増配余地あり |
栗本鐵工所(5602) | ダクタイル鉄管大手 | 約8,480円 | 13.6–15.5倍 | 約3.4–3.6% | 高配当+増配継続。国策の恩恵大きく最有力候補 |
NJS(2325) | 上下水道コンサル・ドローン点検 | 約6,680円 | 26–29倍 | 約1.55% | 成長型コンサル。技術力が強み、優待あり |
3. 投資家目線での考察
● 日本ヒューム(5262)
- インフラ基盤を支える堅実株。
- PERは高めで成長期待を織り込み済み。
- 長期的な配当成長に期待。
● 栗本鐵工所(5602)
- ダクタイル鉄管で国内シェア大。
- PER14倍前後と割安感あり。
- 配当利回り3%超+増配トレンドで最も安定感。
● NJS(2325)
- 技術・コンサル型でインフラ点検需要を取り込み。
- PERは高めだが成長株として妥当。
- 配当+優待を組み合わせた総合利回りが魅力。
4. 投資スタイル別おすすめ
- 安定+インカム重視 → 栗本鐵工所(5602)
- 成長+技術力重視 → NJS(2325)
- 堅実な守備型 → 日本ヒューム(5262)
まとめ
水道・建設関連株は「国策に売りなし」の典型。今後30年規模の公共投資に支えられる長期テーマ株です。
特に栗本鐵工所(5602)は、高配当かつ増配基調で投資妙味大。日本ヒューム(5262)は堅実な守り株、NJS(2325)は成長を狙う攻め株として、それぞれの投資スタイルに合わせた選択が可能です。
✅ 国策・生活インフラという強固なテーマに乗る銘柄群。中長期投資にふさわしい分野と言えるでしょう。