〜株とFXを同時に活かす最新の資産効率化モデル〜


🔸 はじめに:二重に働くお金の仕組みをつくる

多くの投資家が「株かFXか」で悩みますが、近年では代用有価証券制度を活用することで、両方のメリットを同時に享受することが可能になりました。
株式を担保にFXポジションを持ち、スワップポイントで収益を積み上げつつ、株価上昇によるキャピタルゲインも狙う。これがいま注目される「複利型二重投資戦略」です。


🔸 ステップ1:代用有価証券とは何かを理解する

  • 代用有価証券とは、株式やETFなどを担保に入れ、その評価額をもとにFXの証拠金として使える仕組みです。
  • たとえば100万円分の株式を保有している場合、証券会社によっては70〜80%程度を評価額としてFX証拠金に転用できます。
  • これにより「株を売らずに」「現金を使わずに」FXポジションを持てるという資金効率の高さが最大の魅力です。

🔸 ステップ2:スワップ運用で“日々の利息収入”を得る

  • FXスワップ運用とは、高金利通貨(メキシコペソ・トルコリラ・南アランドなど)を買い、低金利通貨(円など)を売ることで発生する金利差による利益を得る運用法です。
  • スワップは毎日付与され、1年を通じて積み上げると10〜20%前後の年利換算になるケースもあります。
  • 特にDMM FXでは、スワップポイントの受け取り・支払いが明確で、代用有価証券との併用もしやすい設計です。

🔸 ステップ3:複利運用のポイント ― スワップ再投資

  • 毎日受け取るスワップを「そのまま再投資」することで、複利効果を発揮します。
  • たとえば1万通貨単位のメキシコペソ買いで毎日60円のスワップを得た場合、1か月で約1,800円、半年で約1万円になります。
  • このスワップを証拠金に再投入し、新しいポジションを建てれば、資産の増加スピードが加速します。
  • 代用有価証券を担保にしているため、現金を使わずに再投資サイクルを回すことができる点も魅力です。

🔸 ステップ4:株式評価益との“ダブルリターン”構造

  • 代用有価証券として差し入れている株式やETFが上昇すれば、評価益も同時に得られます。
  • 一方で、株価が下落してもFXポジションが安定していれば、スワップ収益が下支えになります。
  • このように、株とFXが互いに補完し合う関係を構築できるのが、代用有価証券を活用した運用の本質です。

🔸 ステップ5:注意すべきリスクと管理術

  • 代用有価証券の評価額は日々変動するため、株価下落により証拠金維持率が低下するリスクがあります。
  • 評価損が一定以上になると、強制ロスカットが発生する可能性があるため、常に余裕をもったレバレッジ設定(1〜3倍程度)を心がけます。
  • また、スワップポイントが政策金利変動により逆転(支払い発生)することもあるため、定期的な見直しが不可欠です。

🔸 ステップ6:実践例(DMM FX+ETF活用モデル)

項目内容
証券会社DMM FX
代用有価証券iシェアーズ・MSCI米国ETF(IVV) 100万円分
評価率80%(=80万円)
建玉メキシコペソ/円 10万通貨(証拠金約60万円)
想定スワップ約70円/日 × 30日 = 2,100円/月
年間リターン目安約25,000円(約3.1%/年)+株価上昇益

このように、株式の成長とスワップ収益の両方を狙える“二重投資”モデルが成立します。


🔸 まとめ:今後の金利環境で輝く運用法

  • 世界的に金利が高止まりする中、スワップ運用は再び注目されています。
  • そこに代用有価証券の担保効果を組み合わせることで、「現金を寝かせない投資」が可能になります。
  • 株とFXを同時に運用することで、リスクを分散しながら複利で増やす——これこそが、2020年代後半における新しい資産形成の王道といえるでしょう。

📘 次回予告
→ 次回は「代用有価証券のリスクを最小化するための管理術と自動シミュレーション法」について詳しく解説いたします。