こんにちは。今回は「ビットコインをレンディングして利益を得る方法」について、初心者向けにわかりやすく解説します。
レンディングとは、保有しているビットコインを他者に貸し出すことで利息(レンタル料)を受け取る仕組みのことです。銀行にお金を預ける感覚に近いですが、仮想通貨ならではの利回りや仕組みも存在します。


ビットコインレンディングとは?

  • ビットコインレンディングは、自分のビットコインを取引所やプラットフォームに預けることで、一定期間の利息を得られる仕組みです。銀行預金と違って、金利が数%~十数%と非常に高いことがあります。
  • レンディング先は大きく分けて国内取引所(CeFi)海外レンディングサービス(CeFi/DeFi)に分類されます。それぞれ利点とリスクが異なります。
  • 自分のビットコインを貸すことで、価格が上がれば資産増加に加えて利息も得られますが、価格下落や取引所リスクによって損失が出る可能性もあるため、リスク管理が重要です。

国内取引所でのレンディング

1. SBI VCトレード

  • 国内大手のSBIグループが提供するプラットフォームで、日本語対応も完璧で安心して利用可能です。
  • 貸出期間を選択でき、利息は日次または月次で付与されます。取引所内の資産移動で完結するため、送金ミスのリスクがほぼありません。
  • 金利は時期や期間によりますが、安定的な利回りを期待できます。

2. GMOコイン

  • 「ベーシックコース」では安全性重視で年率1%台~、「プレミアムコース」では高金利(最大15%)で運用可能ですが、証拠金を預け入れる必要があり、原則中途解約は不可です。
  • 国内取引所なので法規制のリスクは低く、税務処理も比較的わかりやすいです。

3. Coincheck(コインチェック)

  • 365日固定の貸出で最大5%の利回りなど、期間を選べるのが特徴です。
  • 国内取引所型なので安心ですが、途中解約ができない点は注意が必要です。

4. LINE BITMAX

  • 30日間など短期固定で年率3〜4%程度、変動型も選択可能ですが、対応銘柄は少なめです。
  • LINEユーザーなら操作が簡単で、アプリで管理できる利便性があります。

海外のレンディングサービス(高金利・先進例)

海外ではさらに高利回りのサービスがありますが、日本から利用する場合は送金や法規制リスクに注意が必要です。

  • Figure:最大75%LTV、50%LTVで約10%のAPR、分散型MPCウォレットで高い安全性。
  • Ledn:最大LTV50%、BitGoによるカストディ、年利12.4%。
  • Arch:最大LTV60%、年利14%。高金利だがリスクも大きい。
  • Bitfinex Borrow:BTC担保で最大80%LTV可能、柔軟な返済スケジュール。
  • Coinbase(Morpho経由):米国ユーザー向けでBTC担保、USDCでローン可能。

※LTVとは「Loan to Value」の略で、担保に対して借りられる割合のことです。LTVが高いほど利回りは高くなる一方、価格下落時の清算リスクも増します。


DeFi(非中央集権型)レンディング

  • AaveMorphoなどの分散型プラットフォームでは、中央管理者なしでP2Pレンディングが可能です。
  • 利回りは柔軟に変動し、EthereumやSolanaなど複数チェーンで運用できます。
  • スマートコントラクトリスクやハッキングリスクがあるため、少額から試すのが安全です。

レンディングのメリット

  • 銀行より高い金利でビットコインを「働かせる」ことができる。
  • 定期的な利息収入を得られるため、資産の複利効果を期待できる。
  • 国内取引所なら税務処理も比較的シンプルで安心。

レンディングのリスク

  • 取引所・プラットフォームの破綻リスク
  • BTC価格下落による評価損
  • DeFiの場合はスマートコントラクトのバグやハッキング
  • 中途解約不可の固定期間型は流動性リスクあり
  • 海外利用の場合は為替・税務リスクも考慮が必要

まとめ

利用タイプおすすめ特徴
国内・安全性重視SBI VCトレード、GMOコイン、Coincheck日本語対応、税務処理簡単、安定利回り
国内・高金利GMOコインプレミアム、PBR Lending年利10%以上も可能、リスク高め
海外・先進型Figure、Ledn、Arch高LTV・高利率、送金や法規制注意
DeFiAave、Morpho柔軟で革新的、リスク高め

初心者はまず国内の安定取引所で少額から始め、慣れてきたら海外やDeFiも検討するのが安全なステップです。


ビットコインレンディングは「放置して利息を得られる資産運用」として魅力的ですが、リスク管理とプラットフォーム選びが非常に重要です。